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己を律し、行動するJAYCEE
「自立と」「共助」が調和し、
「生き抜く力」と「生かされていることへの感謝」が漲る社会へ
2010年代運動指針より
【はじめに】
昨年3月11日、東日本大震災が発生しました。わが国においてはかつて経験したことのない未曾有の大震災であり、広く国内外にも大きな影響を及ぼしました。その中においても日本人の礼儀正しく、秩序を守る姿勢は世界中から絶賛されました。そして生きていることの喜び、生かされていることの感謝を改めて実感し、身近な人間関係やひとの絆の大切さを再認識するきっかけとなりました。
「失われた20年」といわれる長期の景気低迷、財政赤字、様々な国内問題に追い打ちをかけた東日本大震災と原子力発電所の事故により日本全体に疲弊感が広がり、今まさに国難の時であります。青年会議所も昨年より継続して復興に向けて取り組んでいますが、日本全体で復旧、復興を進め活力のある日本を取り戻し、世界に日本の元気を発信していかなければいけません。
青年会議所運動の原点は、戦後間もない荒廃したまちからの復興と地域の発展そして人類の平和を願い、志を持った青年たちの運動から始まりました。今こそ原点に立ち返り、責任世代である我々青年会議所メンバーが今何をなすべきか考えていかなければいけない時であります。そして論ずることのみに終わるのではなく、情熱と誇りを胸にしっかりと行動につなげていきましょう。
【愛するまちのために〜進取の精神をもって有言実行で行動しよう〜】
青年会議所の基本理念は「明るい豊かな地域社会」の創造です。私の思い描く「明るい豊かな社会」とは、そこに住むすべての人々が笑顔で暮らし、我がまちを愛し誇りを持つことができるまちであり、自分たちのまちは自分たちで創るという思いをもっている人々が集うまちであると考えます。まず、このまちのことを誇りに思い、まちづくりにおいて自らが主体的に考え行動していってくれる人を増やしていかなければなりません。その中において励ましあいや、助けあいなどの共助の精神を大切にしていく、そのような考え方が地域全体に広がれば、笑顔があふれる希望や喜びのあるまちとなっていくと考えます。
近年、メンバー数の減少に伴い、継続事業に対する比重が増えてきている現状にあります。継続されているということは、それに対するしっかりとした芯があり目的があるからこそ何年も行われてきているものであると思います。しかしながら毎年ただ継続するだけでは何も変わりません。しっかりと過去を反省、検証し、現状に満足することなく、常に前を向いて行動することが大切です。
そして、私たちが暮らすこの滑川には多くの魅力があります。その魅力に気づき、このまちに生まれてよかった、そしてこの先もこのまちで暮らし、子どもや孫たちにも残していきたいと思えるまちを創っていくことが必要です。ここ数年、滑川青年会議所ではまちの「ひかり」にスポットを当て、自然、歴史、伝統などを様々な角度から学んできました。まちをより光り輝かせていくために、学んだ知識を知恵に変え、どのように「ひかり」を活かしていけばよいかを考えていかなければなりません。また、まちのことを思い活動しているのは青年会議所だけではありません。行政やまちを愛し活動する各種諸団体、より多くの市民の方々と連携し、まちの未来を共に考え行動していくことが大切です。
変革の能動者たらんとするJayceeとして進取の精神をもって、まちの未来を見据えた取り組みを行っていきます。そして愛するまちのために有言実行で行動していきましょう。
【未来ある子どもたちのために〜共に育もう思いやりの心〜】
近年、少子化や核家族化、そして情報技術の進化などを含む社会情勢の変化とともに子どもたちを取り巻く環境は、我々の時代と比べて急激な速さで変わってきています。そしてそれに伴い、人と人との触れ合いも減少し、地域との関わり方も変化してきていますが人は決して一人で生きていくことはできません。家族や友人そして地域の方々など多くの人々、また住んでいるまちや自然と共生しています。その中において、日本人が古来より大切にしてきた利他の精神や思いやりの心をさらに醸成していくことが必要です。
子は親の背中を見て育つといわれるように子どもは親の鏡であり大人の鏡です。我々は子どもたちにどのような背中を見せているでしょうか。まず、我々大人が襟を正し、自らを省み、夢や希望を与える存在とならなければいけません。そのためには、地域の大人として徳を高め、行動で示し背中で語れる大人となっていくことが必要です。また、大人と子どもが共に学ぶ場を創り、「生き抜く力」や「生かされていることへの感謝」を教え学ぶ中で、大人は子どもから、そして子どもは大人から多くのことを学び、お互いに成長していけるものであると思います。
そして、東日本大震災の凄まじい状況下においても、秩序を守りお互いに助け合いながら災害を乗り越え、悲しみの中にも笑顔で必死に頑張っている姿は日本中に元気を与えました。笑顔は心の豊かさから生まれるものであると思います。そして子どもたちの笑顔は周りの人々を笑顔にし、まち全体を笑顔にしていきます。子どもたちの笑顔があふれる元気なまちを創るためにも、子どもたちに人と人とのつながりの大切を伝え、励ましあいや助けあいの中から感動を共有し、思いやりの心や感謝の気持ちを育んでいく機会を創出していきます。
【青年会議所の発展的存続のために〜本気で取り組む会員拡大〜】
会員の減少は全国のLOMでの課題となっています。滑川青年会議所においても私が入会した2002年当時には50名近くいたメンバー数も年々減少し、現在半数近くにまでなってきています。この現状は組織としての存続さえ危ぶまれる危機的な状況であるといえます。数年来ずっと言われてきていますが、今、滑川青年会議所にとって会員拡大が最重要課題となっていきます。なぜこんな時代に青年会議所と聞くことがありますが、私は今こんな時代だからこそ青年会議所は必要であると考えます。会員拡大の意義は、「明るい豊かな地域社会」の創造に向けて、まちの未来を本気で考えて行動する同志を増やしていくことにあります。
会員拡大は青年会議所運動そのものであるといわれますが、本年度はメンバー全員で本気で会員拡大に取り組んでいきます。そのためにはメンバー全員が危機感を持ち、情報を共有し様々なツールを用いて拡大に取り組んでいかなければなりません。
青年会議所運動を発信するにしてもメンバーが少なければ、その発信力は低下します。逆に言えば、より多くのメンバーがいればその効果は何倍にも膨らんでいきます。多様な新しい価値観を組織に吹き込みながら、組織を活性化させていくことが大切なのです。
【次代を担うJaycee育成のために〜ひとはひとでしか磨かれない〜】
全国における会員減少の原因は途中退会者の増加にもあるといわれます。その要因として金銭的な問題、時間の問題、家庭の問題等様々考えられますが、その一番の要因は青年会議所に魅力を感じられなくなったからではないでしょうか。次代を担うJaycee育成のためにはアカデミー研修が重要であり、早い段階で青年会議所を理解できる機会を作ることが大切です。またメンバー自身が青年会議所に誇りを持つことが必要です。今年は会員拡大に力を入れるとともにアカデミー研修そしてメンバーの研修にもしっかりと取り組んでいく一年としていきます。
青年会議所に入会した理由は人それぞれありますが、私が思う青年会議所の一番の魅力は人と人とのつながりであると思います。青年会議所にはたくさんの機会があり、様々な出会いがあります。多くの人の中で揉まれ切磋琢磨する中で、刺激を与え合い、お互いを高め成長していけるものであると思います。また、事業を組み立てる過程や実際の活動を通してたくさんの経験を積みながら、自己を成長させていける魅力もあります。しかし、それには自らが本気で取り組むことが必要となってきます。よく青年会議所は失敗をしても良い団体であるといわれますが、その意味は、過程を大切にすることにあります。しっかりと議論を重ね、準備し、事業に取り組むこと、そして失敗を恐れずに何事にも全力で行動しチャレンジすること、そういった本気の取り組みの中から気づきや感動が生まれ、それを検証し次につなげていくことで自らが成長していくものであると思います。
また近年、メンバー減少に伴う継続事業の比重増加や公開例会などが多くなったこともあり、メンバーの研修の場が少なくなっていると感じます。青年会議所メンバーはそのほとんどが青年経済人であり、いずれはそれぞれの企業や地域においてリーダーとなっていく存在です。それぞれが地域から必要とされる人財となるために、自己研鑚を重ねていくことで資質向上に努めていかなければなりません。
アカデミー研修をしっかりと行い、奉仕や修練を通して生まれる感動、気づきの中から友情という絆を育み、地域から必要とされる組織、人財となるためにメンバー一人ひとりが資質を高め、組織力を向上させていきましょう。
【次代の組織のために〜地域から必要とされる青年会議所として〜】
公益法人制度改革が2008年12月より施行され、法人格を持つ青年会議所は2013年11月30日までの5年間の間に「公益社団法人」か「一般社団法人」への移行、もしくは解散という選択を迫られます。滑川青年会議所においても2007年度には制度改革を見据え、すべての例会を公開で行うなどの取り組みもしてきました。そして2009年度の総会においては「公益社団法人格」の取得に向けて取り組むという決議がなされ、それ以降、定款の変更、また諸規定の見直しなどに取り組んできました。しかしながら、2009年度と現在では制度の内容が若干変更となり、また滑川青年会議所を取り巻く環境の変化を鑑みるとともに次代の姿を考え、2011年度9月度総会において滑川青年会議所として「一般社団法人格」を取得することの決議を取りました。
1974年4月、熱き情熱と志を持った先輩方により、魚津青年会議所から拡大分離し滑川青年会議所は誕生しました。そして1986年に「社団法人格」を取得し、誕生より38年間その思いは変わらず脈々と受け継がれてきました。我々は、その受け継いだバトンにさらに磨きをかけ次の世代に受け継いでいかなければなりません。そのためには今まで行ってきた活動を見直し、メンバー一人ひとりが青年会議所としてやらなければいけないこと理解し行動していくことが必要です。今年は「一般社団法人格」の取得に向けての取り組みを進めるとともにより地域から必要とされる団体となるためにこれまで以上にしっかりとした活動を行っていきます。
また、より多くの地域の方々に青年会議所への理解を深めていただくためにも発信力を高めていかなければなりません。現代社会は情報にあふれ、様々な情報ツールがあります。それらを有効活用し情報公開に努め、また双方向のコミュニケーションを図ることのできる環境を整えていきます。
【JCを楽しもう〜感謝の気持ちをもって〜】
JCは毎年各々の役職が変わる単年度制の組織であり、40歳までという年齢の制限もあります。その中でどれだけ充実した時を過ごすかどうかは本人の意識次第です。しかし近年、青年会議所としての魅力を感じられなくなってきているメンバーも少なからずいるように感じます。多くの諸先輩方より楽しくなくてはJCじゃないと教えられてきました。
参加して楽しく、充実感のあるJCでなくてはいけないと思います。それを創りだしていくのはメンバー自身であり、そのためにはまずは参加することが大切です。様々な機会をチャンスと捉え、積極的に高い意識をもって多くの事業に参加していくこと、またその中で自らが真剣に考え、最善を尽くしていくこと、そういった活動の中に必ず楽しさは生まれてきます。そしてその楽しさの中にこそ内面的な育みを通しての自己の成長があり、その成長により得た気づきや学びを家庭・企業・地域に活かしていかなければなりません。
その活動で得たものをフィードバックすることで活動を支えてもらっている方々への恩返しとなります。自分の置かれた環境に感謝し、活動を支えてもらっている周りの方々に感謝し全力で活動を行っていくことが大切です。
まずは、頼まれたことは自らを成長させる絶好の機会と捉え、「はい、喜んで」の精神で積極的に取り組み、自ら楽しむ心を持ってちょっと無理をしてJCに参加しましょう。
【志をひとつに〜宿命に生まれ運命に挑み使命に燃える〜】
私は生まれ育ったなめりかわというまちが大好きです。そしてそんなまちの未来について真剣に考えるJCが大好きです。そしてそこに集う同じ志を持ったメンバーが大好きです。持って生まれた宿命は変えることができません、しかし運命は自分の努力により変え、道を切り開いていくことができます。共に苦労し絆を深めあいながら、そして、くじけながら傷つきながらも一つのことを成し遂げていくことで、使命を知ることができます。さらにはその与えられた使命を理解し、それに対して覚悟と情熱をもって行動していくことで自分も変わり周りも変わっていきます。
私が入会した当初は少ないながらも他に引けを取らない結束力のあるLOMであるといわれていました。来年、40周年を迎える我々に今最も必要なことは志をひとつに結束して活動していくことであると思います。すべての事業に対してLOM全体で取り組むということを実践し、未来(あす)の滑川(まち)のためにメンバー全員の志をひとつにし、英知と勇気と情熱をもって本気で行動していきましょう。
スローガン
未来の滑川のために〜情熱と誇りを胸に志命に燃えて〜
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